真の万物の日

1963年陰暦6月6日(陽暦7月26日) 宣布
1964年からは、陰暦5月1日に記念式典を行う

 創造原理の観点から見ますと、万物主管とは第三祝福の完成ですから第一祝福、第二祝福が完成された基台の上で初めて可能になるのです。それゆえ、個性完成した男性と女性が神を中心として結婚し、夫婦が一体となって真の愛を完成し、家庭を形成してこそあらゆる被造物への主管性が確立することを意味しているのです。

 しかしアダムとエバの堕落により、本来の愛の主人を失ってしまいましたので、万物は「今に至るまで、共にうめき共に産みの苦しみを続けている」(ローマ8・22)といわれるような状態に陥ってしまいました。

 しかし真のご父母様が「父母の日」と「子女の日」を制定されることによって、初めてアダムとその家庭を中心として失った万物世界を再び探し得る基準を準備することができた日であり、言い換えれば真の父母と真の子女が一体となって万物に対する所有を決定し、これを宣布した日が「万物の日」です。

 さて、「万物の日」宣布の近因となった内容を考えてみますと、第一に、「天勝号」進水式(1963年6月26日)で、文先生が「きょうこの『天勝号』の進水式を挙げるのは、天と地すべての勝利の出発になる」というみ言を語られたこと、第二に、祖父母・父母・子女の意味を持つ、3代連続行事(祝福)、36双(61年)・72双(62年)・124双(63年)の区切りともいえる、124双の祝福が7月24日に成されたことなどが挙げられます。

 そのような基台の上で1963年7月26日(陰暦6月6日)、ソウル本部教会で「万物の日」を定められ、天の子女の名前で天下万物を挙げてささげる「貢献式」をもちました。その席上で文先生は「本年に限り、事情によって日を延ばして記念式典を行いましたが、翌年からは毎年陰暦5月1日に行う」とおっしゃいました。
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